年齢を重ねるにつれて、意外と似合うようになるもの、残念ながら似合わなくなってくるもの、いろいろあります。

その理由は体型の変化、顔のご様子の変化、自分の気持ちの変化などなど。その「変化」のうちの多くは、世の中で言うところの「加齢」的なものなんですよね、きっと。そして実際に「加齢」は否めないけれど、それはもう仕方のないこと。だって生きてるし。時間はみんなに平等だし。止めたくても止められないし!(止められるもんなら、10年以上前にとっくに止めとるわ!!)

ってことで、「加齢」関係のあれこれはそれはそれとして、その上でできること、似合うおしゃれを考えていきたいと思っています。だっておしゃれは楽しいし、元気が出るから!

で、大人のおしゃれについて何から考えようかなと思ったときに、たまたま着ていたのがボーダー! ボーダーってカジュアル派にとって欠かせないアイテムのひとつ。一応「誰でも」「簡単に」似合って、「気軽に」着られるアイテムってことになってるけど、いやいや、そういうアイテムこそ実はとんでもなく難しいんじゃないのぉ??ってことで検証してみることにしましたよ。

まずはこちらをご覧ください。同じボトムスで白×鮮やかなブルー、白×淡いブルーの2つのボーダーを着比べてみました。


ボーダー:ロク パンツ:レプシィム

鮮やかなブルーのボーダー。明らかに「元気」で「カジュアル」な婦人ですね。でも48歳としては少し「若く見せたい気持ち」が過ぎる?? あとは若い時からずーーーっとボーダーを愛用している雰囲気もあるかも。つまり、いつもこういうおしゃれの人、であり、かつおしゃれが更新されていない感じ。




ボーダー:マカフィー パンツ:上と同じ


一方水色の方は「カジュアル」だけれど「大人(年齢相応)」な感じもある。色のコントラストが強くないので、ちょうどいい婦人感(ってなに?)。そしてちゃんと、“今のおしゃれ”にアンテナを張っている感じもします。だってこんな淡い水色のボーダーとか、出てきたのってここ数年だから。

あとはシルエットも重要ですね。これについては両方とも最近のボーダーで、どちらも今ドキのゆるめシルエットだから、その点が検証できないのが悔やまれます。実際鮮やかなブルーの方も、なんとなく、ギリギリのところで着こなせているのはシルエットによるところが大きい。これがもしもジャストサイズの鮮やかなブルー×白のボーダーだったりした日にゃあ、もはや着こなせる自信がありません。

ちょっとしたおしゃれ感とか、ひとさじの今ドキ感とか、簡単に言うけれど本当に難しいもの。でも逆を言うと、上記のような色のトーンや、ちょっとしたサイズ感とかシルエットとか、実は少しの違いでいいんだ、という気もします。少しの違いでいいけれど、でもアップデートはマスト、みたいな。

そのためにはやはり、「入る入らない」ではなく、「着こなしのムード」で決めるサイズ選びが重要になってきますねー。次はこの辺りのこと、書こ。

これからも、こんな大人のおしゃれの「微差」について、ちょこちょこコラムを書いていきたいと思います!