大人にとって筋肉ってすごく大事。そう気づいたのは2度目のぎっくり腰をやらかしてしまった35歳のとき。ちなみに、ぎっくり腰vol.1は33歳。そのときで、もう本当に懲りたはずでした。2度とあの痛みは味わいたくない。トイレにすらまともに行けないあの苦しさ。仕事相手にも迷惑をかけるし。なのに、やってしまったのです、2度目を。

そう、ぎっくり腰は突然に。特に重たいものを持ったわけでもないのに、タクシーを降りようとしたら何かがグギっとやってきて、もう足が一歩も出ない。一生タクシーの後部座席暮らしになるかと思いました。本気で。そのときは幸い仲の良い仕事関係の人と会う予定だったので、電話をして助けに来てもらい、タクシー暮らしは免れました。怖い怖い。思い出しただけでゾッとします。

体を動かすことに関していうと、私は基本的に運動大好き芸人です。中高はバスケ部(体育委員でもありました、笑)、大学は基礎スキーと競技スキーをやっていました。でも、思えば社会人になってから、運動らしい運動をやらずにきてしまった。そして気づけばぎっくり腰リピーターに。

で、そこからは、筋肉という名のコルセットを育まなければ、と言う強迫観念に駆られ、いろいろなトレーニングを試してきました。当時流行っていた加圧トレーニングは割と続き、2年くらい週一で通ったなあ・・・。ピラティスもやったし、取材でお邪魔したジャイロキネシスが楽しくて続けてみたり。もちろん月会費制のジムにも入会していました。

と、そんな感じで運動をうっすら続けつつ、36歳、39歳と2回の出産を経たところでまたまたトラブルが。次男の産後、フリーランスの宿命で、まともに育休を取らずになんとなーく、すぐに仕事を再開したんですね。で、働き始めてしまえばあっという間に元通りの生活で、撮影には行くし、ママチャリで激走もするし。

そんなある日。なんだか膝に違和感がある。激しい痛みはないけれど歩きづらい。そうこうしているうちに腰痛はもちろん、今度は股関節まで痛くなってきたのです。おそらく膝の痛みをかばって変な歩き方になっていて、それがあちこちに痛みとなって現れたのかと・・・。これは、これは、本当にまずい。きちんと自分の体と向き合って、ケアをしなくてはダメな年齢なんだ。本当に遅ればせながら気づいたのです。40歳で、笑。

ちょうどその頃、少しずつ一般的になり始めていた“パーソナルトレーニング”。不調が出る前からなんとなく気になっていたこともあり、きちんと自分の体の状態を見てもらいながらトレーニングをしようと決めたのです。

どうにも背中がバキバキになったときは、このあたりのツールを使ってモミモミ。ゴリゴリ。

私は松井薫さんのトレーニングジムに通っています。トレーナー選びで大切なことは、通いやすい(続けられる)場所であることと、信頼できるトレーナーであること。パーソナルということはマンツーマンですので、トレーナーとの相性はとても重要。きちんと自分の体調を伝えるためには、話しやすさとかコミュニケーションの取りやすさも大切です。

それから、パーソナルだとトレーニングの日時が“トレーナーとの約束”って感じがして、簡単にサボろうという気が起きない、っていうのもメリットだなと感じています。いつ行ってもいいジムだと、サボりたい気持ちが湧き上がってきたときに最終的には“オレとの戦い”になってしまいますが、相手の顔が見えていると“約束”って感じがして、良い意味で仕事のアポのような気持ちでサボるという選択肢がなくなるのがメリット。

あとはたとえば、ほぼ徹夜で原稿を書いた翌朝。ものすごく体がしんどくても、行ってトレーニングをしてしまえば確実に体が楽になる、とわかっているというのも大きいと思います。トレーニングなんかに行くよりも、今すぐ、大至急横になって寝たい、って日もあります。でも、行けば必ず楽になる。体が温まり、重い肩や腰が軽くなることがわかっている。だから、這うような気持ちでも頑張って向かう気になれます。

そして、成果としては。ぎっくり腰vol.3にはなっていないのです! もちろん疲れが溜まると「この腰、まずい感じ」ってことはあります。でも自分でストレッチしたりすれば、なんとなくほぐすことができるようになり、大事には至らずに済んでいる!! この、自分の体と向き合うことで、自己管理ができるようになったってことも大きな成果だと思っています。

パーソナルトレーニングって美容目的で通っている方も多いと思うのですが、婦人の私にとっては100%健康目的。痩身ではなく、もはや治療! でもいいんです、それで。健康に暮らせて、体が楽になって。大人にとってはそれが一番だよね、と心から思う今日この頃です。